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水害の深川へ出た片山青年団

所在地東京都江東区
年代明治四十三年(1910)八月
登場片山青年団団長の著者と団員
出典城西風土記と昔語り

どんな伝承か

明治四十三年八月の大水のとき、東京市から片山青年団に水害救助の応援を出すよう要請があった。団長だった著者は団員を引き連れて深川へ向かい、便所の汲み取り作業を奉仕した。当時、東京の山の手には西部の農家が下肥を汲みに通っていたが、下町へは葛西から船で運び出していた。ところが葛西一帯が水に浸かって船が来られず、下肥の処置に困った東京市が西部の青年団に依頼したのである。片山青年団は明治四十年三月に組織され、著者を団長として団員は二十名だった。町名は忘れたと著者は書き残している。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

城西風土記と昔語り(熊沢宗一・1959年(昭和34年))

『城西風土記と昔語り』は、東京中野の江古田に住んだ熊沢宗一が昭和三十四年に著し、自ら発行した郷土誌である。中野長者と淀橋の伝説、御犬小屋や桃園の旧跡、新井薬師、江古田の獅子舞、内藤新宿や高田馬場の昔語りなど、中野と近在の伝説・旧跡・寺社を、古文書や碑文、琵琶歌も交えて記す。全二十章の後半には著者の百姓時代や終戦直後の食糧事情、台風の被害、日露戦争の軍隊日誌を収め、巻末に著者略歴を付す。

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