トップ > 和歌山県の伝承 > 紀の川市

八百比丘尼の生地を名乗る丸栖村

所在地和歌山県紀の川市貴志川町丸栖
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典福井縣鄕土誌 民間傳承篇

どんな伝承か

八百比丘尼が生まれた所だと名乗る土地は各地にあり、紀伊国那賀郡の丸栖村もその一つである。『紀伊国風土記』巻三十五によれば、丸栖村では彼女の出生地はここだと主張しており、そのことは若狭の側でも信じられていると言っているという。同じ段落には、因幡国岩美郡に生地を二か所まで伝えていることや、佐渡の羽茂村の誕生の屋敷跡なども並べられ、比丘尼の生まれ故郷が全国に散らばっていることを示す例として引かれている。

原典より

それから紀伊國那賀郡丸栖村で彼女の出生地をこ、と主張し、このことは若狭でも信じてゐるといつてゐるとか(「紀伊國風土記」卷三十五)。—— 福井縣鄕土誌 民間傳承篇(中塩清之助(編)・福井縣鄕土誌・1939年(昭和14年)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

福井縣鄕土誌 民間傳承篇(中塩清之助(編)・福井縣鄕土誌・1939年(昭和14年))

『福井縣鄕土誌 民間傳承篇』は、福井市立実科高等女学校の郷土誌第二輯として教諭中塩清之助が編み、昭和十四年二月付の学校長金岡正孝の序を巻頭に置く。丹生郡の名、哭女、越前萬歳、仏の舞、幸若舞、猫塚、隠れ里、子育て幽霊、愛発の関、弁慶譚、八百比丘尼、水の神女譚を、古文献や他地方の類例と照らして論じる。生徒が集めた県下の昔話は類話をA・Bなどに分けて並べて解説を付し、校正者大村四朗の跋を添える。

種別から探す

八百比丘尼生誕地

紀の川市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『福井縣鄕土誌 民間傳承篇』の伝承