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山神木の欅を伐って続いた事故と死

所在地山形県最上郡真室川町(青沢峠)
年代不明
登場語り手の爺さん、神様を見る人、高橋キクエ、人夫たち、酒田の業者、話者
出典現代民話考 9 (木霊・蛇)

どんな伝承か

山形県最上郡真室川町での話。酒田のほうへ行く途中に青沢峠があり、その辺りの山を会社が買った。一本一〇〇万円もする欅を目当てにしたのだという。ところがその欅は一本の木から三本立った山神木で、それと知らずに伐ってしまった。木を出し始めると、落ちるはずのない滑車が落ちて人夫が指を折り、二、三日すると別の一人がチェーンソーで自分の肩を切った。新しく張ったワイヤーもぷつりと切れた。神様を見る人に見てもらうと、山神木を伐ったと言い当てられ、その木を出せば爺さんの命と引き換えになると言われたので、出さないことにした。のちに酒田の業者に頼んで木を出した人は、その直後にバイクの事故で亡くなったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 9 (木霊・蛇)』は、松谷みよ子が全国の回答者から寄せられた報告と各地の民話集をもとに編んだ『現代民話考』の一巻である。明治から平成にかけて語られた、伐ろうとすると祟る木・泣く木・血を流す木などの木霊の話と、大蛇やつちのこ、蛇婿・蛇女房、主や守り神としての蛇、蛇と福運などの話を、話者や回答者の名とともに収める。第一章「木霊」と第二章「蛇」を主題ごとの節に分け、各話例の後に「分布」として類話の地名と出典を並べる。

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