大銀杏の天狗が水を吹いて守った社
どんな伝承か
白山の麓にある尾口村の瀬戸集落では、県道の縁に瀬戸神社という社があり、その拝殿の前、道路の方へ枝をぐっと延ばした大きな銀杏の木があった。この銀杏の木に天狗が住んでいて、時々ざわめきが聞こえたそうである。民俗学ではこうした天狗のざわめきを天狗囃と言っている。瀬戸の天狗は火災のときに水を吹くといわれ、昭和二年の大火事のときにも、水を吹いてお宮を守ったといわれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)