トップ > 滋賀県の伝承 > 大津市

初対面に植えた侘助と毎年の押し花

所在地滋賀県大津市
年代昭和のこと
登場今井幸、高木幹太とその妻、回答者
出典現代民話考 9 (木霊・蛇)

どんな伝承か

昭和のこと。滋賀県大津市の、今年九一歳になる今井幸のところへ、語り手が妻とともに初めて会いに参った日のことである。今井は大変喜び、電話で植木屋に連絡して、中庭に「侘助」の木を植えさせた。そして毎年、その花が咲くと押し花にして語り手の家へ送ってくる。「侘助のひとつの花の日数かな」という阿波野青畝の句などを想い出しながら、夫婦はそのたびごとに彼女へ電話をするのだという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 9 (木霊・蛇)』は、松谷みよ子が全国の回答者から寄せられた報告と各地の民話集をもとに編んだ『現代民話考』の一巻である。明治から平成にかけて語られた、伐ろうとすると祟る木・泣く木・血を流す木などの木霊の話と、大蛇やつちのこ、蛇婿・蛇女房、主や守り神としての蛇、蛇と福運などの話を、話者や回答者の名とともに収める。第一章「木霊」と第二章「蛇」を主題ごとの節に分け、各話例の後に「分布」として類話の地名と出典を並べる。

種別から探す

思い出の木

大津市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『現代民話考 9 (木霊・蛇)』の伝承