箱ごと流した青大将とうなぎ
どんな伝承か
ひいおばあさんが生まれた家は非常に大きな家で、大きな蔵が七つもあった。その蔵にねずみがわき、それを食べる青大将がたくさんいたので、そうめん箱に三杯も捕って釘づけにし、増水した川に流した。水が引いた頃、ゆがいたそうめんを竹ざるに入れて川へさましに行き、しばらくさらしてざるを上げると、その下に大きなうなぎがいた。これはよいと焼いて食べたところ、いっぺんに目が上がってしまった。その子孫の男の子が語り手の家に働きに来て土蔵に泊まると、布団を上げると必ず一匹の蛇がいて、何度追い払っても同じ蛇がいた。その人は一生独身で暮らし、村を出て愛知県のほうへ働きに行ってしまったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)