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人を食べさせ殺す行事と大師

所在地長野県松本市
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典長野県史 民俗編 第3巻 3 (中信地方 ことばと伝承)

どんな伝承か

昔、オーデシコという日には、物乞いや按摩などがその堂でごちそうになれた。だが食べた後は急いで逃げねばならず、ぐずぐずしていると無理やり食べさせられた。これをオシゲといい、弱った者ははしごに縛ってすりこぎで口に押し込み、一人責め殺せばその年は豊作になるとされた。薬を取りに行った幼い娘まで犠牲になった。ある年、汚れた乞食坊主が来たので村人がもてなすと、坊主はいくら出しても平らげ、食べ物が尽きて謝ると元気に西へ去った。翌朝、裏の畑に食べ残しのうどんが山になっており、大師様が戒めに来たのだとして、人を責め殺す行事をやめたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

長野県史 民俗編 第3巻 3 (中信地方 ことばと伝承)(長野県史)

『長野県史 民俗編 第3巻(三) 中信地方 ことばと伝承』は、長野県史の民俗編のうち中信地方の巻から、伝説の章を抜き出したものである。木・石・水・塚・坂と道・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・社寺・地名・禁忌などに分けて、松本・塩尻・安曇野・大町・北安曇・木曽に伝わる言い伝えを短い条で並べる。抜き出しの際に多くの条から採集地の表示が落ちており、土地の名が本文に書かれない条も少なくない。

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