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生き神とまつられた甘利代官

所在地長野県埴科郡坂城町大字中之条(甘利大明神)
年代伝承(口承)
登場甘利八右衛門源為徳、中之条陣屋の代官
出典長野県史 民俗編 第4巻 3 (北信地方 ことばと伝承)

どんな伝承か

葛尾組合の霊園の中ほど、老松の根元に甘利さまの祠がある。まつられているのは中之条陣屋の第三十四代代官、甘利八右衛門源為徳である。文久三年(一八六三)に坂木五千石の天領を任された代官は、村々を回って、坂城・中之条・横尾が田畑の乏しい村であることと、伝馬や助郷の負担が重いことを知った。そこで牧の内の開墾を勧め、塩尻村と話をつけて取水口を上手の欠口へ移し、中之条用水を通した。さらに命がけで幕府に願い出て助郷の免除をかちとった。人々は代官を生き神とあがめて甘利大明神として社にまつり、今も五月十三日に祭りを行っている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

長野県史 民俗編 第4巻 3 (北信地方 ことばと伝承)(長野県史)

『長野県史 民俗編 第4巻(三)北信地方 ことばと伝承』は、長野県史の民俗編のうち北信地方の伝説の章を抜き出したものである。植物・石・水・塚・坂と峠・山・沢と道・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・社寺・地名・禁忌の順に、条ごとに採集地を添えて短い伝えを並べる。戸隠の鬼女紅葉、黒姫と大沼池の大蛇、久米路橋の人柱、秋山郷の平家伝説など、善光寺平から奥信濃にかけての土地に結びついた話が多い。

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