首から上の病を祈るお首さん
どんな伝承か
同じ千本松原の西のほうには『お首さん』という碑が建つ首塚があり、首から上の病気の平癒を祈る人が参る。天正年間、北条氏政と武田勝頼が戦ったときの兵士の首を埋めた所だという。
原典より
昔、ここであった戦の戦死者の白骨を祀ったものといひ、夜、そこを通ると白馬に跨った首のない武士が駆けて行くのを見ることがあるといはれてゐる。—— 日本伝説名彙2 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙2
柳田國男監修『日本伝説名彙』の後半にあたる部分で、全国の伝説を地物の種類ごとに分けて集めた名彙である。塚の部(糠塚・七人塚・首塚・十三塚など)、坂・峠・山の部、谷・洞の部、屋敷・城趾の部(長者屋敷・朝日長者・白米城など)、祠堂の部(地蔵・薬師・観音・天神・八幡・稲荷・宮など)の各題の下に、府県・郡・村の所在地を頭に置いて各地の伝えを短く並べ、多くの条に出典の郡誌・伝説集の名を添える。