霊査で判明した三つの体のずれ
どんな伝承か
大学病院でも原因がつかめなかったY子さんは、著者に相談し、勧めに従って霊能者の霊査を受けた。結果は意外なもので、悪い霊は憑いておらず、肉体は健康で澄んだオーラも出ていた。問題は肉体・幽体・霊体の三つが重なっていないことで、自分から幽体を抜け出させる癖が招いた霊障だと見立てられた。対処の仕方を教わり、意識して幽体をさまよわせるのをやめただけで、彼女はあっけないほど簡単に回復した。後に届いた礼状には、三つの体をそっと重ねた日から生気が戻ったこと、薬が効いたと喜ぶ医師に複雑な思いでうなずいたこと、春の昼下がりに東横線に乗り、四年ぶりに自然を美しいと感じたことがつづられていた。
原典より
問題は肉体、幽体、霊体がバラバラだったことである。—— ここまでわかった霊界の真相(つのだじろう・1993年(平成5年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ここまでわかった霊界の真相(つのだじろう・1993年(平成5年))
『ここまでわかった霊界の真相』は、漫画家つのだじろうが平成五年に日本文芸社から刊行した心霊の解説書である。著者自身の主護霊の出現や自宅の不可解な火災などの霊体験に始まり、死後の世界の層の構造、主護霊・因縁霊・地縛霊などの霊の種類、心霊写真と念写、霊感を強める訓練法までを説く。『ついに霊魂をとらえた』など著者の過去の活字本を再編して新しい話を加えた全七章の構成で、はじめにで漫画と活字の違いを論じる。