花嫁にたたる下男の亡霊
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どんな伝承か
北新宿柏木(現新宿区北新宿)に淀橋という橋があり、淀橋の地名もここから起こったといわれるが、この橋は昔『姿見ずの橋』と呼ばれた。応永(一三九四年頃)の昔、中野の里に鈴木九郎という武士が住み、高利貸しで大金持ちとなり中野長者と呼ばれた。九郎は財宝を武蔵野の一本松の下に下男に運ばせて埋めたが、秘密が漏れるのを恐れ、帰り道にこの橋を渡るたびに下男を後ろから斬り捨て、その数は十人に達した。娘・露野の婚礼の夜、大雷雨とともに屋敷から大蛇がはい出て十二社の池に躍り入った。これが露野の変わり果てた姿だったという。以来、下男たちの亡霊がこの橋を通る花嫁にたたり、花嫁が橋から転落するので『姿見ずの橋』と呼んで恐れられた。
原典より
◆お岩の怨霊を鎮める祠堂 江戸の盗賊、不死身の甚内観音さまから生まれた浅草? の恩返しの伝説◆五百羅漢像を巡る史話 伝説が伝える大親分権之助 義興の霊を鎮めた渡し守血ぬられたはりつけ柱◆池底に沈む財宝霊験あらたかな地蔵の…—— 心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代)
奇怪なお菊人形(心霊大全)/心霊写真と自殺者の霊/北海道の怪奇現象/憑依と祟り/中岡俊哉の心霊蒐集
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