所在不明の秀頼の人面石
どんな伝承か
大阪城の中のどこかに、「秀吉の人面石」と呼ばれる石があると言われている。豊臣秀頼が自害したとき、城内で見つかったという不思議な石で、秀頼の顔がそのままの形で浮かび、デスマスクのように誰の目にも人の顔とわかるほどくっきりしていたという。以前はこの石を見た人もかなりいたらしいが、今では所在がわからず、近代になって目にした者はいない。著者は何度も取材を試み、大阪城に詳しい高齢者を訪ね歩いたが、石があるという話は聞けても、実際に見たという証言はついに得られなかった。城のどこかにあるという秘密の抜け穴とともに、大阪城の謎として語り継がれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))
『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。