米が蛇に変わった吝嗇者の蛇屋敷
どんな伝承か
昔、亘理郡亘理町の逢隈に、たいそうな金持ちだが、ひどく吝嗇な男がいた。乞食が米などを貰いに来ても、与えるのを惜しんで拒み、その分を用意しておいた俵に貯えるという有様であった。一年ほど過ぎたある日、その俵を開けてみると、貯めた米はみな蛇に変わっていたという。それから誰いうとなく「蛇屋敷」の名がつき、今でもその地名が残っていると伝えられる。
原典より
昔、非常な金持だが、たいへん吝嗇な男がおった。—— 宮城県史 民俗編(宮城県史シリーズ・昭和中期(推定1960-1970年代)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
宮城県史 民俗編(宮城県史シリーズ・昭和中期(推定1960-1970年代))
宮城の民間信仰と禁忌(宮城県史民俗編)/禁忌を破る祟りと火玉/河童・狐狸の怪/年中行事と俗信/地域の幽霊・妖怪伝承