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荒浜のカンナガラボトケのセガキ

所在地宮城県亘理郡亘理町荒浜
年代盆16日または20日
登場—
出典霊魂の行方

どんな伝承か

宮城県亘理郡の亘理町荒浜では、盆の十六日、あるいは二十日に、町内ごとに阿武隈川の堤防へ施餓鬼の棚を組んだ。供養をすませると灯籠を川へ流す。ここで祀られるのはカンナガラボトケと呼ばれる霊で、海で命を落とした者や、戦で死んだ者を指すという。著者はこれを、弔う子孫のない霊を慰めるために各地で営まれてきた盆の行事の一つに数えている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊魂の行方(最上孝敬・最上孝敬・葬送民俗・1984年(昭和59年))

『霊魂の行方』は、最上孝敬の葬送習俗に関する論説を集め、名著出版が昭和五十九年に刊行した論集である。死者の霊を家から送り出す霊送りやカラダビ、骨掛け、男女別墓制と半檀家、無縁仏、盆と施餓鬼、葬儀の水など、千葉・埼玉をはじめ各地で聞き取った習俗と既刊の報告をもとに論じる。「霊送りとその周辺」「葬送の諸問題」「葬祭の民俗」の三章に二十八篇を収め、巻末に初出一覧、大島建彦の解説、年譜、著作目録を付す。

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