東北心霊科学協会の設立
どんな伝承か
第二次大戦後の日本では、異常現象を研究する団体がいくつか組織された。最初に知られるのは一九四六年に東京で設立された日本心霊科学協会で、同じ一九四六年に仙台で東北心霊科学協会が設立された。この東北の団体は一九六〇年に福来心理学研究所となる。日本心霊科学協会は広い意味での心霊主義に関心を寄せていたが、会員の一部は科学的な研究も支持していた。ラインの著作が邦訳で紹介されると、超心理学の方法に惹かれた研究者たちがそれぞれの研究を始めたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
超心理学研究 第3巻第1号 ―特異現象に関する現代日本の研究グループ(小久保秀之・超心理学研究・1998年(平成10年))
『超心理学研究 第3巻第1号 ―特異現象に関する現代日本の研究グループ』は、小久保秀之が一九九八年の『超心理学研究』第三巻第一号に載せた英文の研究論文である。第二次世界大戦後の日本で特異現象を研究してきた学術的な集団の歩みを、ユリ・ゲラーの来日と中国の気功研究という二つの衝撃を境に三つの時代に分けてたどる。日本語の要旨を添え、超心理学や気功にかかわる学会・研究所・民間団体の沿革と成果を順に紹介し、巻末に参考文献と各団体の所在地を載せる。