ひとりでに鳴り続けた箪笥の取っ手
どんな伝承か
昭和三十年八月、著者は仙台の福来博士邸を訪ね、郷里に記念館を建てたいという意向を未亡人の多津子夫人に伝えた。すると夫人は、著者が家を発ってからこの邸に着くまでのあいだ、自宅の箪笥の取っ手がひとりでに鳴り続けていた、と語った。誰も触れていないのに音は止まなかったという。著者はそれを聞いて、博士の霊が記念館の建設を喜んでいるにちがいないと確信し、以後の困難な建設運動に踏み出す力を得たのだと記している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
念写発見の真相(山本健造・念写・超心理研究・昭和(近代心霊研究史))
山本健造『念写発見の真相』を節単位で収録。念写(思念写真)の発見者・福来友吉博士の生涯と受難、千里眼事件(高橋貞子・長尾郁子の透視/念写実験)、弘法大師の御霊影をめぐる霊写実験(大師の御影・霊魂実在の証明法・霊地の発見・霊写の実験・結論)、福来学説の現代化と六次元原理・念論、福来博士の飛騨での幼少期から東京帝大・宣真女学校・高野山大学を経て記念館建設に至る軌跡を、各節の冒頭に【日付】【場所】【人物】【状況】マーカー付きで網羅。