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遠野物語が生まれた出会い

所在地岩手県遠野市土淵町山口
年代明治39〜43年(1906〜1910)
登場佐々木喜善、鏡石、柳田国男、水野葉舟
出典怪談の世界

どんな伝承か

喜善が柳田国男の家をたずねたのは明治四十一年十一月四日である。柳田ははじめそれほどの期待を持っていなかったが、遠野の話を聞くうちに、かねて自分の研究している問題にとって中々よい材料だと思い、それ以後は喜善の来訪を待った。翌四十二年二月に喜善が一時遠野へ帰ると、その後を水野葉舟が追い、喜善の家に逗留してこの旅行を小説態にまとめた。葉舟の話に刺激された柳田は八月に遠野へ旅立ち、馬を雇って早瀬川を渡り土渕村へ向かったが、山口という里にある佐々木の家の主人はまだ東京から還っておらず、大いに失望したと記している。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

怪談の世界(山田野理夫・1978年(昭和53年))

『怪談の世界』は、山田野理夫が昭和五十三年に著した怪談の研究随筆である。遠野での佐々木喜善と柳田国男の出会いから説き起こし、家・山・木・石・道・水・火に現れる妖怪、憑き物、鬼と天狗、生霊・死霊・幽霊の話を、著者の聞き書きや各地の民俗資料、古典・芝居から集め、沖縄の話で結ぶ。章立ては江馬務と柳田国男の妖怪分類を参考にしたもので、民俗学の資料と文学作品の両面から怪談をとらえようとしている。

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