上根峠のあがり口で赤ん坊が泣く古家
どんな伝承か
広島市の郊外、安佐郡可部町大林の町はずれで、国道五十四号線が上根峠へ上りはじめるあたりに一軒の古い家がある、という投書である。その家では夜中になると赤ん坊の泣く声が聞こえてくる。道路工事に来た人たちが住みついたこともあったが、すぐに逃げ出してしまったと伝えている。
原典より
道路工事の人たちが住んだことがありますが、すぐ逃げだしたということです—— お化けは生きている —科学にとり残された霊の世界(平野威馬雄・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
お化けは生きている —科学にとり残された霊の世界(平野威馬雄・1974年(昭和49年))
『お化けは生きている――科学にとり残された霊の世界』は、平野威馬雄が昭和四十九年に著した、怪異と心霊をめぐる読み物である。読者から寄せられたお化けの報告や沖縄の刑場・遺念火の話、長崎の宅島夫人の霊視、和漢の古書に見える妖草妖木・狐・天狗・人魂などの物の怪、フォックス家事件やクルックスの実験など欧米の心霊研究を扱う。著者が始めた「お化けを守る会」の由来、西丸震也・星新一との座談会、透視や念力を試すテストを含む全七章に、あとがきを添える。