ある日
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どんな伝承か
復員後の四月、東京に着いた「私」は靖国神社へ参拝した。焼け跡のような境内には掃除も行き届かず、アメリカ兵の警衛が退屈そうに立ち、参拝者もまばらだった。本殿で目を閉じ、戦没した友人たちの面影を追おうとしたが叶わず、ふと後ろを見ると十六、七歳ほどの少年が一心に祈っていた。境内を出て省線電車に乗ると、幾十万の戦死者の霊は雲も呼ばず嵐も起こさず静かに眠っているのだと思い至り、生命の尊さを噛みしめた。
原典より
四月の初め、わたしは東京へ来た。—— 私は幽霊を見た(東雅夫(編者)・昭和中期~後期(推定1970年代~1980年代)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
私は幽霊を見た(東雅夫(編者)・昭和中期~後期(推定1970年代~1980年代))
私は幽霊を見た=怖い怪異体験(東雅夫編)/人魂・鬼火・狐火/機関車・電車の怪/各地の幽霊目撃談/不気味な怪音と怪異
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千代田区の伝承
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