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夫と長男と同じ十二月十四日の死

所在地青森県弘前市
年代昭和三十年十二月十四日
登場お婆さん、ツル
出典私は幽霊を見た

どんな伝承か

霊魂の実験を約束した老婦人は、生前から口癖のように、自分の夫も長男も十二月十四日に死んでいるので、自分も死ぬときはこの日に死にたいと言っていた。やがて突然襲った脳出血のために数日で世を去ったが、亡くなったのはやはり十二月十四日、時間は午後三時三十分であった。老婦人は昭和三十年三月二十一日付で自ら誓文を書き、死後四十九日目の昼夜二回、弘前市徳増寺の自分の墓前に現れると誓っていた。実験は写真法、糸と輪による方法、筆記法、天秤法によって行うことが取り決められ、出現の合図は般若心経を唱えたときと定められていた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

私は幽霊を見た(東雅夫(編)・MF文庫ダ・ヴィンチ)

『私は幽霊を見た――現代怪談実話傑作選』は、東雅夫が編んだ怪談実話のアンソロジーで、メディアファクトリーのMF文庫ダ・ヴィンチの一冊である。平山蘆江・火野葦平・佐藤春夫・徳川夢声・遠藤周作・柴田錬三郎から石原慎太郎・新倉イワオ・稲川淳二まで、作家や文化人が自ら見聞きした幽霊や怪異を書いた文章を集める。目次には二十三篇と編者解説が並び、水木しげる・山田野理夫・桝井寿郎の座談「怪談詮議」や中岡俊哉「イタコの謎を追う」の抄録も含む。

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