犬の霊と浄霊で体を触られた少女
どんな伝承か
中学一年のM子は、生まれて間もなくから飼っていた犬のクロが老衰で死んだあと登校拒否になり、毎朝金しばりに遭う、クロが淋しくて呼んでいるのだと訴えた。心配した母親が心霊師のもとへ連れて行くと、マンションの一室で開業する坊さん上がりの男は「お嬢さんだけ診断室へ」と言い、二十分後に浄霊は済んだと告げて一回二万円を取った。帰り道に問うと娘は泣き出し、ベッドに寝かされて体中をさわられたと明かした。福島県いわき市であった話で、少女は強度の人間不信と男性恐怖症に陥ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
インチキ霊能力者にダマされるな(松林秀豪・霊感商法・批判)
『インチキ霊能力者にダマされるな』は、松林秀豪が著した霊感商法への警告の書である。著者のもとで行う「心霊110番」に寄せられた苦情相談をもとに、天国行きの切符や水子霊を持ち出す高額の請求、誓約書による責任逃れ、ドライアイスや映像を使った演出など、霊能相談をめぐる被害の手口を実例で示す。「こんな手口でダマされた」「霊能力とはどんなものか」「インチキと本物の見分け方」の三章に、ダマされないための十カ条とあとがきを添える。