三日眠り鬼に追い返された社長
どんな伝承か
山本郡二ツ井町田代の話。山の事業をしている社長が、山子に伐る場所を教えていた。伐ったわけでもないのに社長のほうへ木が転がってきて、耳がほろりともげるほどの大怪我をし、三日のあいだ目を覚まさなかった。その間、鬼が何匹もいて、来るところではない、もどれと言ったという。本当にいたのかと聞くと、本当に鬼どもが何匹もいたと答えた。これはおととしの話だと語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。