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仏壇へ消えた大きな蛾

所在地北海道函館市
年代現代
登場久保登史、報告者
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話
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どんな伝承か

語り手が小学校のころの話である。祖母が癌で亡くなったとき、祖母の家のおばさんたちがやって来て、もう死んだことを知っていた。どうして知っているのかと尋ねると、見たこともない大きな蛾が一匹、窓のところで羽をばたばたやっていて、追い払っても窓を開けても逃げず、やがて仏壇のほうへ飛んでいってすうっと消えたのだという。祖母が亡くなる数分前、祖母はものすごい息をはあはあとしていたそうである。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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