鳥羽
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どんな伝承か
大正五、六年頃、外国航路の船長であった大木鶴蔵は、寝ている間に亡父の幽霊が何度も現れ、体を押しつけてくるという怪異を経験した。父親は何か思い残すことがあるようだったが、返答しなかったという。その後、鶴蔵は日本の汽船をイギリスに売却するため第一次世界大戦中に出航したが、台湾のキールンを出た直後に船は行方不明となり、日本海軍による調査にもかかわらず、彼は帰らぬ人となってしまった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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