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出獄後に落ちぶれた音五郎の身の上話

所在地神奈川県平塚市新宿
年代大正6年
登場七十二歳の伊藤音五郎、筆者
出典奇談全集 現代篇

どんな伝承か

出獄後の音五郎は横浜で新聞屋・銀行を営むもすべて失敗し新聞配達に落ち、妻は行方不明、村への面目なさから家を売ろうとした。弟を金剛山で僧にし、十九歳の息子正太も僧となっていると語り、筆者は涙した。

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出典の文献について

奇談全集 現代篇(田中貢太郎・奇談全集)

『奇談全集 現代篇』は、田中貢太郎が明治・大正の世に起きた事件や奇談を読み物に仕立てた実話集である。明治十一年に相模の真土村で起きた松木騒動、大正十四年に千葉の久賀村で起きた鬼熊の事件など、一揆・殺人・盗みの事件、遺言状をめぐる話、奇人の話、幕末の暗殺を、関係者の話や記録をもとに描く。各話は章を立てた読み物で、松木騒動には筆者が大正六年に現地を訪ねて聞いた補遺を付す。

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