大正六年の津波
どんな伝承か
江戸川放水路ができる前、原木と行徳は陸続きだったという。放水路の工事は大正三年か四年から始まり、鈴木吉蔵が尋常小学校の三、四年だったころ、大正四年か五年ごろに津波があった。そのとき彼の家は潰れてしまった。潮が引いたときに、土を運ぶ蒸気機関車の枕木が二十本ほど波で押し寄せてきて、それで潰れたのだという。放水路ができあがったのは大正十年ごろで、それ以来、行徳は切り離されてしまったと語る。
原典より
放水路が出来る前は陸続きだったんですよね?これはね、大正三年か四年からはじめたんじゃないですか。—— 市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第7集』を全143話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。