天が地にひっくりかえる予言
どんな伝承か
金光教の神示には世の大変動を思わせるものがあり、明治六年と八年のお告げには大地の陥没や大洪水を暗示する言葉が見える。それより十年足らず前の慶応末年のある日、教祖川手文治郎は信者の秋山甚吉に、これから天と地がひっくり返ることがあるぞと語った。まもなく明治維新が起きたため、当時の人々はこれを維新を指した言葉と受け取ったという。著者は、維新がそれほどの大変革だったろうかと疑問を添えている。
原典より
これからのう、天が地に、ひっくりかへることがあるぞ—— 日本神異見聞伝(笠井鎮夫・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本神異見聞伝(笠井鎮夫・1974年(昭和49年))
『日本神異見聞伝』は、笠井鎮夫が昭和四十九年に著した霊異の見聞記である。第一篇では、大正期に大本で鎮魂帰神を受けた著者が、霊媒による死者の招霊や狐霊・竜神の託宣、霊石の発掘などを研究会での語りの口調で伝える。第二篇では、慶応三年のええじゃないかのころ尾張・遠江・駿河・美濃・丹後などで起きたお札降りを、旧家の古文書や郷土史家の便り、著者の現地調査から記録している。