鶏卵一二個で暮らす娘の変化
どんな伝承か
千葉初江の実話である。年恵が自分の家に来てから一年ほど同居していたが、最初の頃は肉体が弱く、ほとんど食物を摂らず、一日に鶏卵一個ないし二個ほどを食べるだけであった。その後は食物を一切摂らなくなったと聞いたが、それは初江たちと別れてからのことである。年恵は睡眠中に他界へでも行くものか、覚めてからよく死んだ人たちの状態を物語ったものだという。従って、誰かが死んだ場合には、よく年恵に頼んでその人の死後の模様を探らせたものであった。年恵はまたよく神のお告げを受けた。最初は格別に信仰心があるようにも思えなかったが、いつの間にか堅い信心家になったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和)