念じるだけで伸びた伊佐夫の折れた腕
どんな伝承か
結核を患っていた妹が神戸の新精神学会の講座に参加すると自覚症状がその日のうちに消えてしまった。同行していた六歳の伊佐夫は、幼稚園で腕を折り、くの字に固定されて屈伸できなくなっていたが、巽直道先生から「恐怖を与えず自由にやらせなさい、治ると念子を送るだけにしなさい」と教えられると、その日から元気を取り戻し自分で腕を曲げ伸ばしし始めた。まもなく指が肩に届くようになり、肘のこぶ状の筋肉も取れていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の四次元(鈴江淳也・心霊・四次元・1973年(昭和48年))
『日本の四次元』は、鈴江淳也が昭和四十八年に著した超常現象の取材記である。幽霊の出る家や競馬場、古武士の怨念、守護霊、心霊写真、新幹線の四次元地帯、心霊治療、物品引き寄せ、てのひら療法、比婆山の怪獣やツチノコ、死後も占う易者犬などを、当事者を訪ねて聞いた話として記す。「幽霊と怨念の世界」から「動植物の驚異」まで六部に分け、あとがきで大陸書房刊『日本の奇談』『現代の怪奇』に続く第三弾と述べ、問い合わせ先を挙げる。