屋根を越して伸びるノリコシ
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どんな伝承か
ノリコシという化け物は影法師のようなものだという。最初は見る人の目の前に小さな坊主頭となって現れるが、はっきりしないのでよく見ると、その度にめきめきと伸びて、ついに見上げるほど大きくなる。だからノリコシが現れたときは、最初に頭の方から見始めて次第に下へ見下ろしていけば消えてしまうといわれている。土淵村の權藏という鍛冶屋が師匠の所へ徒弟に行っていた頃、ある夜遅く帰ってくると、師匠の女房が灯を明るくして縫物をしており、それを障子の外で一人の男が隙見していた。近寄ると男は後退りし、雨打ち石のあたりで急に丈が高くなり、屋根を乗り越して消え去ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の幽霊たち ― 怨念の系譜(阿部正路・幽霊・文学史・昭和)
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遠野市の伝承
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