串刺しの裸電球に似た紡錘型の光
どんな伝承か
昭和三十三年七月十四日の午後十時ごろ、魚崎町の平田留三氏ら七、八人が西の空を見ると、裸電球を五つ六つ串に刺したような形の、橙色をした紡錘型の光り物が浮かんでいた。それはゆっくり東へ動き、薄い雲がかかるたびに光が弱まったり見えなくなったりを三度繰り返し、やがて厚い雲の向こうへ消えた。三秒ほどして頭の上を仰ぐと、同じ格好の物体がもう一つあり、二つは一定の間隔を保ったまま、音も立てずに東へ進んでいったという。目撃は七、八分にも及んだ。
原典より
昭和三十三年七月十四日午後十時ごろ、神戸市東灘区魚崎町の平田留三氏ら七、八名は、西空に裸電球を五、六個串差しにしたような紡錘型で、オレンジ色の物体があるのを目撃した。—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。