浅間山の中腹で止まった二つの黒い物体
どんな伝承か
昭和四十八年二月二十四日の朝八時すぎ、前橋市総社町総社の今泉電気で、事務所裏の空き地で段ボールを燃やしていた小野里邦満は、猛烈な速さで飛ぶ二つの物体を見た。灰皿を一回り大きくしたほどの真っ黒な物体で、二か所から青い炎を噴き、浅間山の中腹あたりでしばらくぴたりと止まったのち、気球が降りるようにまっすぐ下がって稜線に消えた。知らせを受けた同僚の大山一江と里沢章が外へ出ると、別の二つが同じように降りていた。同じころ問屋町の上村好子が双眼鏡で見た黒い物体は落下傘だったため、後の二つは自衛隊の降下訓練とみられている。
原典より
昭和四十八年二月二十四日、群馬県前橋市総社町総社の今泉電気で、午前八時始業後事務所の裏の空地でダンボールを燃やしていた小野里邦満さん(三十五歳)は、次のようなUFOを目撃したと当地の二十五日付『上毛新聞』に報じられている…—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。