一関で見たブーメラン型の怪光体
どんな伝承か
岩手県一関市松禅寺小倉沢の滝沢三郎氏は、昭和四十二年十月九日十八時五十四分、ブーメラン型の怪光体を目撃した。速さは普通の流星ぐらい、色は白で、継続時間は二秒ほどだった。怪光体は散在し、一つ一つは恒星のようにはっきりしていて、点と点の空間には何の存在も認められなかった。当日は視界が良好で、七日くらいの月が南の低空にあった。五人の観測者のうち四人が同時に声を発したという。発見点は高度約四〇度・方位二八〇度、消滅点は高度約二〇度・方位二二〇度で、光度が急に強くなることもなく自然に消えたようであった。滝沢氏は、実際に目撃してみて軽視できないと感じたと述べている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。