曇り空を北へ去った灰黒色の円い物体
どんな伝承か
昭和三十二年十月十六日の午後一時三十五分、佐賀市の佐賀高校で陣内考志ら数人の生徒が、曇った空を南から北へ飛んでいく丸い物体を見た。色は灰色とも黒ともつかず、最後は北の空でゆっくりと見えなくなったという。原典は、これまでの形の分類に収まらないものや、記録が乏しくて形を決めにくい目撃を集めた『その他の形状』の一例としてこの報告を挙げている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。