虫採りの少年が見た繭型の三機編隊
どんな伝承か
昭和三十五年五月十二日ごろの正午少し前、神戸市東灘区魚崎町で、小学校四年生の岩田広隆が不思議な物体を目撃した。岩田は自宅付近で虫を採っていたが、上部にアンテナ状のものがあり、その先に丸い物が付いたマユ型の物体三機が編隊を組んで飛ぶのを約十五秒間見た。輪郭ははっきりしており、全体は海老茶色に白を混ぜたような色であった。音はなく、南西から北東へ、ジェット機とプロペラ機の中間ほどの速さで進み、雲の切れ間から現れて雲に隠れたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。