新山家の死んだ座敷童子
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どんな伝承か
附馬牛村の新山という家の土蔵の中で、ある夜、夜明け近くまで何者かがひどく喧嘩でもしているように荒れる音がしていた。家の者が翌朝早く戸を開けて見ると、一人の極めて美しい子供が倒れて死んでいた。顔は透るように真白く、丈は三、四歳の児ほどで、体に傷はなかったが、床板を放すと血が一杯流れていた。これはザシキワラシだといって、家人はその子供を前の川へ捨てたという。隣家のザシキワラシと喧嘩をして一方が殺されたのだとも、夫婦のうち一方が死んで残る一方が隣家へ行ったのだとも噂された。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))
『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。
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遠野市の伝承
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