留守の家を手伝うオクナイサマ
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
下閉伊郡織笠村の、たつこノ木の彦松という家では、家人の留守中に、馬舎の前に積んでおく飼草をあるだけ入れて馬を養い、また夕方になると、庭に並べた四、五十枚の乾物をちゃんと畳んで納屋にしまい込んでおくなどしたという。その時には家人は座敷口の縁側から、オクナイサマどうも有難う御座んしたと御礼を言うのが例であった。この神は折々十一、二歳の童子の姿で家人の目に触れたという。オクナイサマはザシキワラシと所作が似ているが、常に一家の守護利益のためにのみ現れる点で異なると語られる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))
『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。
種別から探す
山田町の伝承
広告枠(AdSense)