茶柱や流れ星に読む吉凶の兆し
どんな伝承か
佐倉では、日常の出来事や自然現象のすべてに吉凶を読み取り、占いや呪いをすることが多かったという。朝の茶に茶柱が立てば縁起がよく、蛇の夢や蛇の抜け殻を財布に入れると金が入るとされた。箒星の出る年は戦争があり、竹の葉に銃の形の白い筋が出ても戦が起こるといわれた。流れ星を見ると知人が死に、月に近づく星が出ると日照りが続くという。鳥の鳴きが悪いと人が死に、葬式の供物を鳥がよく食うほど死者の成仏が早いとも語られた。
原典より
朝お茶を飲むとき茶柱が立つと、一日縁起が良いとか、長虫(蛇)の夢は金が入ると喜び、山かがじ(蛇)の抜けがらを財布に入れておくと金がはいる等といわれている。—— 佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史)
『佐倉市史 民俗編――伝説・怪異』は、千葉県佐倉市の市史の民俗編のうち、第七章「民俗知識」と第八章「口承文芸」の伝説の節である。市内で採録した吉凶の予兆やまじない、民間薬、天気の言い伝えと、狐や狸の化かし、デーダラボーの足跡、岩富の首なし塚、天狗、狐火、印旛沼のカワボタルなどの伝説を収める。伝説は文化財保護委員会の分類に倣って自然伝説・歴史的伝説・信仰伝説に分け、終わりに村々の禁忌を置く。