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六崎の山上に六崎六郎という武士が住み

所在地千葉県佐倉市六崎(たんたん山)
年代鎌倉時代初期
登場六崎六郎、千葉常胤の孫胤朝
出典佐倉市史 民俗編――伝説・怪異

どんな伝承か

六崎の若宮の坂のすぐ上、葦原に清水の流れ出ているあたりを、俗にたんたん山と呼んでいる。昔々、この山の上に六崎六郎という武士が住んでいた。大変立派な屋敷の大きな門は、開け閉てのたびにギーッと音を立て、附近の農民はこの音を合図に働いた。門の開く音を聞けば朝食をとって田畑へ行き、夕方はこの音で仕事をやめて夕餉の支度にかかったという。屋敷には清水が噴水のように湧き出て、やがて滝のように落ちて田に注いでいた。その流れがたんたんと鳴ったので、誰言うとなくたんたん山と呼ばれるようになったという。今もそのあたりには小さな清水が流れている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史)

『佐倉市史 民俗編――伝説・怪異』は、千葉県佐倉市の市史の民俗編のうち、第七章「民俗知識」と第八章「口承文芸」の伝説の節である。市内で採録した吉凶の予兆やまじない、民間薬、天気の言い伝えと、狐や狸の化かし、デーダラボーの足跡、岩富の首なし塚、天狗、狐火、印旛沼のカワボタルなどの伝説を収める。伝説は文化財保護委員会の分類に倣って自然伝説・歴史的伝説・信仰伝説に分け、終わりに村々の禁忌を置く。

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