馬鹿婿
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どんな伝承か
昔、ある所に少しのろまな男がいた。年ごろになって嫁をもらい、祝儀も済んで嫁の実家へ里帰りをした。里では初めて泊まりに来た婿を歓迎し、風呂を立てて一番に入れと言った。ところが湯が熱くて足も入らない。婿は「湯が熱かったらたくあんを入れてかきまわせ」と言われていたのを思い出し、近くの樽から沢庵漬けを持って来て湯に突っ込み、何本も何本も入れてかきまわした。やがて湯がぬるくなる。家の者が具合をたずねに来ると、婿は長いままの沢庵をがりがりかじりながら、とてもいい湯だと答えた。本当は熱い茶に沢庵の切れを入れよという教えだったのである。
原典より
昔、ある所に、少しのろまの男がいました。—— 富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史・自治体史(民俗))
群馬県富岡市の昔話・伝説・世間話を網羅する。昔話はみみずと蛇・道祖神様と小鳥・狐と狼・菖蒲の話・蛇婿入り・大日様の狐・山姥の話・松山鏡(尼裁判)・馬鹿婿・へっぴり嫁御・はんぎりお化け・かいげんと狐・六部を殺した話など。
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富岡市の伝承
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