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大枡の不正に直訴した木内惣五郎

所在地千葉県成田市台方(公津ヶ原)
年代伝承
登場木内惣五郎、佐倉宗吾
出典成田市史 民俗編――昔話・伝説

どんな伝承か

公津村の名主木内惣五郎の話。堀田藩では殿様ではなく取り巻きの家老らが悪く、同じ一升と称しながら実際は一升五合ほども入る大枡で年貢を量ったため、苦しんだ百姓が一揆を起こそうとした。惣五郎はそれを押しとどめ、自らが犠牲となって直訴に踏み切った。上野寛永寺へ参る将軍に橋のたもとから訴え、願いは聞き届けられたが大罪は免れず、公津ヶ原の刑場で惣五郎と子ども四人の親子五人が打ち首となった。離縁された妻は乳飲み子一人を連れて茨城のどこかで尼となり、一家の菩提を弔って生涯を終えたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

成田市史 民俗編――昔話・伝説(成田市(編)・成田市史)

『成田市史 民俗編――昔話・伝説』は、成田市が編んだ市史の民俗編のうち、口承文芸の節を収めたものである。昭和五十二年から五十四年にかけての聞き書きをもとに、話者の一覧表を掲げ、喰わず女房や猫の踊などの昔話二十六話、多古の殿様などの笑話二十二話、七不思議・巨人・塚・坂・主の話など成田の伝説十二項を載せる。昔話と笑話の題には『日本昔話集成』の型番号を付し、語り始めの句や語りの場の解説を添え、末尾に世間話の節の冒頭を収める。

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