猿蟹合戦
どんな伝承か
猿と蟹が、蟹の拾ったおにぎりと猿の拾った柿の種を取り替えっこした。猿はおにぎりを食べてしまい、蟹は柿の種をまいて木を育てたが、桃栗三年柿八年といわれるとおり実るまで長くかかった。実がなると猿が木に登り、自分はうまい実を食べて渋いものばかり下へ投げ、蟹をひどい目に遭わせた。そこで仇討ちとなり、囲炉裏の栗が猿の手で取られた拍子に弾けて大火傷を負わせ、水をつけに行こうとすると蜂が刺し、外へ出ようとすると屋根から日が落ちてきて猿を押しつぶしたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
成田市史 民俗編――昔話・伝説(成田市(編)・成田市史・自治体史(民俗))
『成田市史 民俗編』第2節所収の昔話・笑話・伝説。千葉県成田市に伝わる口承を採録する。