赤荻の四十八馬鹿
どんな伝承か
赤荻はもと四十八軒しかない小さな集落であったという。あるとき人が来たものの、大根をおろす道具、この土地でからみおろしと呼ぶ器がどの家にもなかった。そこで四十八人が総出で大根を口に含んで噛み、噛みおろしたものを客に食べさせたと伝わる。語り手も子ども心にちょいと聞いた話だとことわっており、赤荻の戸数の少なさを笑いに転じた土地の笑話である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
成田市史 民俗編――昔話・伝説(成田市(編)・成田市史・自治体史(民俗))
『成田市史 民俗編』第2節所収の昔話・笑話・伝説。千葉県成田市に伝わる口承を採録する。