男鹿半島の刈り上げ祝いと今年米の餅
どんな伝承か
秋田県の男鹿半島では、九月二十五日を刈り上げ祝いの日としている。煮た粢、あるいは稲穂を一房ひたした濁り酒を神に供え、刈り上げの餅はその年にとれた米でつくって、家じゅうそろって食べる。稲作儀礼の最後にあたる祭りで、収穫を神に感謝するものとされる。
原典より
秋田県男鹿半島では、九月二五日を刈り上げ祝いの日とし、煮粢あるいは一房の稲穂を浸した濁酒を神に供えるとともに、刈り上げの餅は今年米で作り、家中こぞって食べる。—— 日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか)
『日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗』は、原田敏明・池上廣正・堀一郎ら十二人の執筆者による論文集である。民間に伝わる神と霊の観念、家や村の氏神、職業の神、祭りの日取りと組織、憑きものや妖怪を題材に、各地の調査報告や古記録に見える事例を引いて論じる。原田の総説に始まる十七編からなり、後半では修験道・庚申信仰・キリシタン・新興宗教と民間信仰とのかかわりを扱う。