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二十年に一度の大神嘗祭としての遷宮

所在地三重県伊勢市(伊勢神宮)
年代二〇年一度(一〇月一七日)
登場—
出典日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗

どんな伝承か

伊勢神宮では、二十年に一度社殿を造り替えて神を遷す遷宮が、鎮座のときからのならわしとなっている。原典によれば、この遷宮祭は毎年十月十七日に営まれる大祭、つまり神嘗祭とまったく同じもので、二十年ごとの大きな神嘗祭ともいえる。そのため遷宮祭のある年には例年の神嘗祭は行われず、しかも遷宮は例年の神嘗祭の当日に行われてきた。社殿を造り替えるから遷宮するのではなく、遷宮祭があるから造り替えるのであって、もとは毎年の大祭がそのまま毎年の遷宮祭でもあったと原典は論じる。

原典より

伊勢神宮には二〇年一度の造替遷宮の行なわれるのが鎮座以来の恒例となっている。—— 日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか)

『日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗』は、原田敏明・池上廣正・堀一郎ら十二人の執筆者による論文集である。民間に伝わる神と霊の観念、家や村の氏神、職業の神、祭りの日取りと組織、憑きものや妖怪を題材に、各地の調査報告や古記録に見える事例を引いて論じる。原田の総説に始まる十七編からなり、後半では修験道・庚申信仰・キリシタン・新興宗教と民間信仰とのかかわりを扱う。

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