城郭を現し行列を真似る狐の群れ
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どんな伝承か
南部の七戸では、年々二月の末の薄曇りの日に狐隊が現れると伝え、村人たちはこれを見に行った。初めに狐がたくさん出て来るのを手を拍って褒めると、やがて二丁ばかり向こうに城郭の形が現れる。さらに甲冑を帯びて馬に跨がった二百ばかりの陣立てが見え、こちらから頻りに声をかけると、諸侯の行列を二度なし、一度は松前侯、一度は津軽侯の行装を真似たという。南部の狐なので南部侯の行列の真似は遠慮するものと見えると評された。見る人が多く声が繁ければ狐の人数も花々しく見え、人も声も少なければ寂しいと『閑山筆』は記している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
動物妖怪譚(日野巌・日野巌・動物妖怪譚・大正・昭和初期)
博物学者・日野巌の古典的妖怪研究『動物妖怪譚』の前半(總論〜多爾具久)。
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七戸町の伝承
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