トップ > 京都府の伝承 > 京都市

二条院の釣殿に現れた浦島の子の弟

所在地京都府京都市中京区(二条院)
年代陽成朝
登場陽成院、平安時代の天皇
出典日本の妖怪

どんな伝承か

陽成院の御在所であった二条院には大きな池があった。ある夜、池に臨む釣殿で宿直の男が眠っていると、小さな手が顔を撫でるのに気づき、その手をつかんで捕らえた。現れたのは干からびた小柄な翁で、「われは浦島の子の弟、ここに千二百余年住む主なり。社を建てて祀ってくれ」と乞う。男が拒むと、翁はたちまち大男に変じ、宙に蹴り上げた男をひと口に喰らってしまったという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本の妖怪(早川純夫・早川純夫・妖怪史・1973年(昭和48年))

『日本の妖怪』は、早川純夫が一九七三年(昭和四十八年)に著した妖怪史の読み物である。『出雲風土記』『日本書紀』から『日本霊異記』『今昔物語』、江戸の『新著聞集』などの随筆までの古典に記された妖異を、かかわりのある実在の人物や事件とともに古代から近世へ時代順にたどる。全八章で、引用は意訳を交えて『』でくくり、仏教談や霊験談、地方の民話はおおむね除き、第七章には江戸の見聞録から選んだ二十話を並べる。

種別から探す

変化食人平安宿直

京都市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本の妖怪』の伝承