座敷牢の釘から始まったお筆先
どんな伝承か
ナオの放火容疑は真犯人の逮捕で晴れたが、母娘の発狂に手を焼いた婿の大槻鹿蔵は、警察に願い出てナオを座敷牢に閉じ込めてしまう。これに懲りたナオが「艮の金神」に、大声で話すとこんな目に遭うので何とかしてくれと談判すると、神は牢内に落ちた釘を持てと命じた。釘を持った手は自然に動き、文字を知らぬナオが柱に何かを書いていた。これがお筆先と呼ばれる自動筆記の始まりで、牢を出ると半紙に書くようになった。お筆先は彼女が亡くなるまで半紙十万枚に達したという。
原典より
釘を持った手は自然に動き、不思議なことに、文字を知らない自分が柱になにやら書いていることに気がついた。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。