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竜門館で出口直が書いた金神の筆先

所在地京都府綾部市(竜門館)
年代明治37年旧8月3日
登場出口直、王仁三郎
出典日本神異見聞伝

どんな伝承か

明治三十七年の旧暦八月三日、京都府綾部の大本の竜門館の一室で、六十九歳の出口直は机に向かって半紙に一心不乱に筆先を書き連ねた。そこでは艮の金神が、肝心の人が疑うために世の立て直しが遅れると嘆いている。変生女子と呼ばれた当時三十三歳の王仁三郎は、直に悪神が憑いて体をもてあそんでいるのだろう、力のない神だ、なぜ田舎の婆さんに頼るのかと筆先を責め立てていた。これに対し神は、三千年かけた経綸は大事な身魂にも打ち明けられない、筆先を読み込めば自然に分かると諭したという。

原典より

この日、京都府綾部大本の竜門館の一室で、当年六十九才になる出口直は机の上にうつむいて、そこに延べ拡げられた半紙に次の文章を一心不乱に書きつらねて行きました。—— 日本神異見聞伝(笠井鎮夫・1974年(昭和49年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本神異見聞伝(笠井鎮夫・1974年(昭和49年))

『日本神異見聞伝』は、笠井鎮夫が昭和四十九年に著した霊異の見聞記である。第一篇では、大正期に大本で鎮魂帰神を受けた著者が、霊媒による死者の招霊や狐霊・竜神の託宣、霊石の発掘などを研究会での語りの口調で伝える。第二篇では、慶応三年のええじゃないかのころ尾張・遠江・駿河・美濃・丹後などで起きたお札降りを、旧家の古文書や郷土史家の便り、著者の現地調査から記録している。

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