吉岡温泉で語った本物の火の雨
どんな伝承か
昭和二十年の暮れ、鳥取の吉岡温泉に滞在していた出口王仁三郎のもとを、一人の新聞記者が訪ねた。火の雨の予言が当たりましたねと感心する記者に、王仁三郎は、当たらぬよう努めたが実現してしまった、しかしあれはまだ本物ではない、本当の火の雨はこれから来るのだと答えたという。空襲や原爆で焼かれた戦禍すら前触れにすぎないという言い分で、著者はこれをのちの核戦争を指したものではないかと受け取っている。王仁三郎は昭和二十三年一月十九日の朝、七十六歳で息を引き取った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。